畳敷き6畳と板張り3畳が合わされている
ミニキッチンが設置されたお部屋です
昔の作りで床下へ断熱への配慮がなされておらず
冬になると足元からしんしんと冷気が伝わり
暖房を入れても寒いお部屋だそうです
床下に断熱材を入れてフローリングにしたいご要望です
畳を上げて床の厚みを確認すると
効果の出る断熱材をいれる厚みが足りません
床下に潜り下側から張り付ける断熱材もありますが
裏側からの作業となり木材と木材の交差する箇所は
断熱材の欠損ができて確実な施工が出来ません
また、特殊な機械を用いる吹き付けによって
断熱材を貼り付ける(もしくは充填する)
ブローイングと言う工法もありますが
スポット的で限定的な範囲の工事では割高になります
確実に床下すべてに断熱材を充填するため
既存の根太を(床板を支える桟)撤去して
段差の無いように高さを調整したのち
根太をやり直してから断熱材を入れることになりました
ミニキッチンを仮撤去し
縁甲板(えんこういた)や荒床(あらゆか)を剥がし
根太も打ち替えてすき間なく断熱材を入れていきます
捨て貼り合板を張り、畳寄(たたみよせ)や敷居(しきい)の
角度を写し取ってピシッとフローリングを張り付けました
また、床下のメンテナンスが出来るよう
押し入れ下段に床下収納庫を新設して
箱を外せば床下に潜れるようにもしました
ミニキッチンを戻して排水を接続し
床の改修は完了しました
これで床下の冷気が床板に触れることはなくなり
冬の寒さも変わると思います
お荷物類の事前移動など
ご協力ありがとうございました
:木造戸建て:工事費(床解体撤去廃棄処分+根太交換+断熱材工事+フローリング工事+床下収納庫工事+雑工事など 約¥39.5万)