竣工から10数年経過した3階建てのお宅です
他社で外壁の防水シーリングを
補修したことがあるのですが
ひび割れて剥離してきたので
診て欲しいとご相談を頂きました
窯業系のサイディング張りと
塗り壁のジョリパット仕上げが混合した外壁の
防水シーリング材のほとんどの箇所が
ひび割れてすき間が多く見受けられます
他社で行っていたシーリング補修も
不具合が起きたシーリングの上に
薄く塗りつけただけの施工を行っていて
意味を成していません
塗膜もチョーキングが発生しており
雨漏り等の不具合を予防するため
建築してから初めての
屋外部メンテナンスを
行うことになりました
足場を建て、不要物撤去後に
高圧清水洗浄処理を行い
手作業で汚れや古い塗膜を削り落とし
古いシーリングは可能な限り剥がしてから
打ち直していきます
スレート屋根は吐水機能を維持させるため
下塗り後にコロニアル用タスペーサーを挿入し
バルコニーのFRP防水は保護タイルを外し
清掃後に薬品拭きで下処理を行いました
塗料の機能と耐久性を確保するため
下塗り、中塗り、仕上げ塗りと
3回塗りが基本ですが
痛みの進んでいた箇所は
さらに塗り重ねをおこなって
適正塗膜厚を確保しました
お施主様が悩みに悩んだ色選びでしたが
配色もバランスもとても素敵です
屋根、外壁、防水、付帯物など
美観だけでなく撥水機能も回復しましたので
ご安心ください
:木造戸建て:工事費(足場架け払い+シーリング改修+屋根塗装+外壁塗装+付帯物塗装+防水トップコートメンテナンスなど 約¥156万)