築40年ほどの軽量鉄骨造戸建てです
1階のリビング掃き出し窓や
和室掃き出し窓、和室ランマ窓は
引違いのアルミサッシですが
建付けも悪く、戸車が摩耗して重くなり
開け閉めにご苦労されていました
軽量鉄骨系のハウスメーカーオリジナルサッシのため
施工会社に部品修理が可能か聞いたそうですが
すでに廃番で部品もなく
サッシフレームごとの交換を進められたとのことです
施工会社の説明では
サッシフレームからの総交換だと
外部、内部の取り合い補修工事が発生するため
概算で350万~400万円は掛かると言われ
ご相談を受けました
お伺いし確認すると
メーカーオリジナルサッシのため
特殊な形状となっていて
一般的な部材修理はできませんが
外部、内部の取り合いを壊さないで行える
窓サッシカバー改修工法で対応できそうです
こちらの工法は
既存のサッシフレームは残して
一回り小さく加工した専用枠をはめ込んで
新しい窓サッシに改修する方法で
外壁や内壁、床や窓枠などを壊す必要がないので
工期も予算も抑えられる工法です
また、サッシの断熱気密グレードを上げると
国政で行っている住宅省エネキャンペーンの
助成対象となり、補助金がでます
窓サッシ3か所のカバー改修を行うことになりました
既設フレームに組み込むため
詳細に寸法を測りサッシメーカーに
切り詰め特注加工を依頼します
後日、特注サッシが納品されたため
お施主様と職人さんたちの都合をあわせ
改修工事スタートです
複数人のサッシ職人さんたちの
無駄のない段取りと作業のおかげで
一日ですべての工事が完了です
ハウスメーカーが提案した工事の
1/3ほどの工事費で、工期も大幅に短縮できたのに
開け閉めもスムーズで軽々と動くようになり
また、単板ガラスから
複層ガラスになったので断熱性能が上がり
すき間も無くなって気密性能、遮音性能も高まりました
後日、助成金も出て
さらに負担額が減り
大変喜んで下さいました
:軽量鉄骨造戸建て:工事費(特注サッシフレーム+特注障子+部材資材類3セット+工事費+廃棄処分費など 約¥120万)
※2024年度省エネキャンペーン事業より¥30万が補填されたため、自己負担は約90万でした