築31年の戸建ての住宅です
作業着を着た職人さん風の男性が
「お宅の屋根の棟が取れそうで危ないです」と
突然訪問してきたそうです
家主様は、訪問販売の手口だとピーンときて
その場で断り、当店とお付き合いを頂いている
会社様に相談の連絡をされ
当店に点検依頼が来た流れです
急こう配の屋根でしたので
安全対策をとって点検を行いました
経年しているため
板金を固定する釘の浮きやゆるみは確かにありますが
大急ぎで改修する必要があるとは言えない状態です
こちらの点を正直にお伝えし工事は行いませんでした
3年ほどたち屋根の塗装改修を実施するにあたり
足場を架けるタイミングで
棟を改修するお気持ちになられ
当店にお声がけを頂きました
3年たつと大屋根棟の下地も劣化が進んで
釘の浮き、ゆるみが増えてきており
下地から交換していきます
すばやく改修を終え塗装屋さんにバトンタッチです
後日、塗装が終わったと連絡を頂き
見てきましたがすっかりと綺麗になっていました
今回の事例は訪販業者がきっかけでしたが
飛び込みの業者はどんな工事をするかわかりません
稼ぐだけ稼いでクレームが多くなると
会社をたたんで別名義に変えた法人を作り
他のエリアのターゲットを探す手口も聞きます
今回の施主様は長く持つようにとの要望でしたので
通常より厚みのある防腐剤注入下地を使用した
特別仕様で施工しました
災害的な暴風がなければ相当先までもちますよ
思い出して頂きありがとうございました
:木造戸建て:工事費(包棟板金の下地からの交換35M+廃棄処分費など 約¥30万)
※足場と塗装は別です